しゃがんで引き上げる。

2018-01-12 (金)

 今日、ちょっとは関心を持って欲しかったので、ある場所で学生たちと、北朝鮮問題やトランプ大統領への評価、温暖化などの国際問題や、少子化、いじめなどの国内の問題について、話しする機会を作りました。

 それで、意外だったのは、国内の問題より、北朝鮮やトランプ大統領などの国際問題の方が関心があり、国内の問題は、何か、諦めている感じが伝わってきたことです。国内の事は、もう、なかなか改善しないので「達観」している感じで、こちらが聞いていてがっかりのことが多かったです。

 例えば、いじめの問題では、「いじめはなくならない、と脳科学者がいっていたから仕方ない」とか、「いじめられる方が悪い。もっと強くなればいいだけ。」、、、などの意見が出てきて、あまり、助けようとか思っていないのか、と感じました。

 学生のときは、何が正しいのか、まだ、よく分からない年齢だと言っても、こういう意識の人がいて、4月になると新入社員として入ってくるということを、受け入れる側は最初からある程度、わかっていないと、いつもの感覚で指導すると逃げてしまいます。親代わりに育ててあげないといけないと改めて感じます。

 普通のときは、普通に話すことができても、いざ真剣な話題になると、全く予想外の答えを持っている。ですので、これからは、会社が期待する一人前になるまでには、時間がかかるようになってくると思います。そこを慌てないで、どこまで、若い人の気持ちを理解して、徐々にマイナスのマインドセットを解いてあげる必要があると思います。急ぐとダメな人は増えてきている。

 ある大手企業が、研修業者さんに依頼して、強めの研修を行ったら命を絶ってしまったという話が少し前にありましたが、そういう時代です。愛のムチを強めにやったら、本人ではなく、周りの若いメンバーがどっさり辞めたケースもありました。この辺は認識しておかないといけないです。

 一方、いい子もいるので、採用のとき、そこを見抜く目は持っておかないといけないです。見る方法としては、人を形作る3大要素である、家柄、友人、毎日の活動について、しっかり質問することかと思います。見抜けないなら、学校とのパイプをきちっと結んでおいてもらって、会社に情報が入ってきやすい関係を結んでおかなければならないです。

 基本的にパレート法則は、どういう場面でも出てくる現象なので、レベルの違いこそあれ、マイナス思考や、自分のことしか考えていない人の方が多いです。しかし、当人にとっては、それがスタンダードな考え方になっているので、大切なことは、まずは関係性を崩さないことかと思っています。

 私が若い人や学生と付き合っていくときは、必ずこのようにします。結局は、その方が最終的に言うことを聞いてくれる。礼儀だけは払ってもらいますが、その他は、相当にしゃがみます。そして、さすがにこれはダメという時に、思いっきり叱ります。しかも褒めながら。例えば、「お前は絶対に成功していく顔つきをしている。私が保証するよ。なのになんでそんなことをする!自分でもわかっているだろう」的に。特にグダグダしている奴らは、最終的に頼ってきてくれます。

 そういう人は、家庭に何かあったりして、寂しいのが多い。愛が足らないのかも知れない。ある幼稚園の園長先生に聞きましたが、「愛=判断力」だと言っていました。愛があれば最終的にぐれないと言っていました。

 失われた20年で、さらに格差は開き、両親や仕事や経済的に大変で、きちっと愛情を受けられなかった子供は昔より多いかも知れない。そういうことを考えると、親からの愛情が少なかった人たちには、会社が補給してあげるしかないと思ったりしております。

 甘やかすのではないが、しゃがんで引き上げる作業をしてあげることかと思います。これが出来る会社に人が集まり、発展するのではと感じております。